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アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、
アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能（さまざまな刺激から体の内部を保護する機能）が低下し、そこにアレルゲン（アレルギーの原因物質）が入り込み、皮膚に炎症反応を起こします。慢性的な湿疹（皮膚炎）で、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。

【症状】アトピー性皮膚炎では、皮膚の赤み、ブツブツ盛り上がるような湿疹、ジクジクとした湿疹、乾燥による皮むけ、かさぶたというような症状があります。また夜間、汗をかいた後、急な温度変化、ストレス増悪で強いかゆみを伴うことが多いです。 個人差もありますが、顔、耳、首回り、ヒジやヒザの裏などに湿疹ができる場合が多く、軽症の場合では、湿疹の大きさに関わらず、皮膚に軽い赤みや乾燥が見られます。中等症以上になると皮疹深さが増し、まるで象の皮膚の様な硬くてゴワゴワした湿疹病変や痒疹と言ってフジツボ様の硬い点状のツブツブが見られるようになります。


【原因】アトピー性皮膚炎を発症する原因はまだはっきりとは解明されていませんが、大きく2つ原因があるとわかっています。１つは皮膚のバリア機能が低下していること。乾燥肌ですね。２つ目はアレルギー体質です。乾燥しバリア機能が低する肌にダニ・ほこり・食べ物などのアレルゲンが侵入して炎症を引き起こします。アトピー性皮膚炎は、季節の変わり目、生活環境の変化、体調不良、ペット、汗や汚れなどが原因で症状が悪化することがあります。


【日常の注意点】アトピー性皮膚炎はとにかく保湿を常に心がける事がとても大切です。漫然と強いステロイド外用剤を使い続けると弱い皮膚になりリバウンドの要因になりますので、ステロイドは症状の強さによって塗り分けましょう。また患部を搔きむしってしまうと、皮膚のバリア機能がさらに低下し症状をが悪化するという悪循環をたどってしまいます。まず発症の原因を検査で調べ、その原因物質を日常生活からなるべく除去するようにしましょう。